代表取締役 鈴木より
2020年にベトナムから帰国して東京に降り着いた時、働く人の顔がとても暗く見えたことが大きく印象に残っています。ベトナムでは自分の仕事にもっと誇りを持っていたり、楽しそうにしている姿を間近で見ていたので、東京とベトナムの空気感の違いがとても印象的でした。
日本とベトナム、両方の職場を経験した私は、日本の職場の問題点を改めて深く感じたと同時に、ベトナムの良いところがはっきり見えました。
日本とベトナム、両国の良いところを掛け合わせれば、両国の仕事のやり方は大きく改善点できると考えています。
日本
本来の強みは戦略やマーケティングといったビジネスの大局を捉え、時代の流れを捉えながら日本が優位に立てるビジネス戦略を組み立て、実行に移していくことだと思います。しかし現在は仕事が細分化され、大局を捉えられる人間が減っているように感じます。
仕事が細分化されがちですが、日本の強みである製造業の改善プロセスを今一度思い起こし、データ分析や業務そのものをデジタル化していくDXコンサルを通じ、より多くの人がToBeを考え改善プロセスを実行に移せる基盤構築としてのITシステム構築を支援していきたいと考えています。
ベトナム
業務をタスク消化と捉え、超高速で業務をこなすことができますが大局を見ることが苦手であると感じます。ベトナム人の強みはタスクをこなす速さと、計画のリスケに対して柔軟に対応できることだと考えます。
つまり日本人が戦略をたて、ベトナム人が実行すれば両国の強みを活かすことができると考えます。
このように両国の強みを組合せ、DXソリューション開発においては、要件定義は日本人で、実装テストはベトナム人で、のように効率的に最適な体制を構築し、ソリューションを提供します。
また、AIやITの対等により変化の速度がより速くなってきています。数年前の最新の携帯電話は、すぐ時代遅れとなってしまいます。こういった外部的な変化の速さに対応するため、設計においてはマイクロサービス設計を活用することで単一のソリューションから、大規模での改善まで対応できる設計とします。途中で変更が入った際にも、アジャイル開発方式を採用し、日本人が戦略を再度立て直し、ベトナム人が迅速にフォローする体制で突発的な戦略変更においても追従します。
こういった体制でDXソリューション提供を行うことで、日本とベトナム双方のビジネスを展開し、日本人もベトナム人も「自分の仕事に誇りを持つ」仕事環境に貢献したいと考えています。